2021/08/07(土)

意外に傑作、Mariah Carey「Loverboy」!

 今からちょうど20年前、2001年8/4付ビルボードのシングル・チャート「Hot 100」にて、2位上昇中だったのがMariah Carey feat. Cameo「Loverboy」!
 デビュー以来10年強にわたって在籍していたCBS/Columbia(ソニー)から離れ、Virginへと移籍したマライア。その移籍第1弾となったシングル作品が、この「Loverboy」でした。このまま最高位2位、結構なヒット規模となった楽曲ですが、どうもこのVirgin時代はこれまでのような順調なヒット連発、という感じではなかった印象だったかな。「Loverboy」こそ最高位2位のヒットになっていましたが、移籍第1弾としての勢いで、という感触。主演映画『Glitter』も大コケ、「Loverboy」収録のサントラ(ほぼマライアの新アルバム)『Glitter』もセールスは振るわず、99年くらいから危惧されていた歌唱力の衰えも顕著、Virgin時代は散々だったというイメージは強かったですね。トミー・モトーラとの別離、さらにソニーにも決別、Glitterでの(歌唱力の伴わない)色ボケっぷりが、とにかく見る者に“イタさ”しか与えていませんでした。結果としてVirginでの契約はアルバム1枚で終わり、いよいよマライア終わった感が漂ったのは否めません。筆者は常にマライア応援態勢でいたのですけどね…。
 ちなみに次アルバムはUniversalからリリース…案の定『Charmbracelet』(02年)はまったくの失敗作、全世界から本当に終わったと思われたものでした。まさかUniversal第2弾アルバムからの先行シングルで、90年代に匹敵するほどの大復活を遂げるなんて、誰が予想したでしょう。そう、そのシングルは「We Belong Together」…
 さて「Loverboy」、これはCameo「Candy」(87年21位)を効果的にサンプリングしたポップ・ファンク傑作。筆者はこの曲、大好きでしたね。結構『Glitter』からの一連のシングル・ヒット、作品としては悪くなかった…。気になったのは、歌唱の衰えただ一点。まあ「We Belong Together」以降、歌唱力も復活したかというと、決してそうでもなかったのですが。
(KARL南澤)


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