2021/07/07(水)

「Mr. Big Stuff」のヒットは、一度だけではない!?

 今からちょうど50年前、1971年7/10付ビルボードのシングル・チャート「Hot 100」にて7位上昇中だったのがJean Knight「Mr. Big Stuff」!!
 ニュー・オリンズ出身の女性R&Bシンガー、Jean Knightにとって唯一のトップ10ヒット、というか唯一のナショナル・チャートのトップ40ヒットでした。最高位2位まで上昇した大ヒット・ソングで、Jean Knightといえば「Mr. Big Stuff」、「Mr. Big Stuff」といえばJean Knightという感じの作品です。
 筆者はもちろんこの曲は、後追いで知ったヒット。ソウルのアルバムを本格的にとにかく買いまくり始めた1980年代初頭、そのころに収録アルバム『Mr. Big Stuff』を中古レコードとして購入したという記憶があります。ナショナル・チャートで「Mr. Big Stuff」が大ヒットした人、という認識はありましたが、ほどなくして80年代半ばに「My Toot Toot」(85年50位/ブラック59位)のヒットでオン・ゴーイングなシンガーという認識がしっかりと刷り込まれたことは確かです。この80年代半ばのちょっとした「My Toot Toot」現象は、今考えるとこういったベテラン・シンガーをあらためて再評価の俎上に載せてくれたという功績があったのかもしれません。この「My Toot Toot」現象は、近いうちに触れてみようかと思います。
 「Mr. Big Stuff」がヒップホップ以降の世代にも実によく知られた曲になっているのは、なんといってもHeavy D & The Boyz「Mr. Big Stuff」(87年ブラック60位)の12インチ・シングルによるものでしょう。かくいう筆者も、単なる70年代のソウル系一発ヒットという立ち位置から、“大ネタ系70年代ソウル”というイメージに、Heavy Dのヒットによって(リリースによって)微妙に変化していったのかな。なのでJean Knight「Mr. Big Stuff」は、時代によってそのイメージがどんどん変わっていったという、結構不思議な作品なのです。シンガーとしての魅力も十二分に伝わってくる楽曲というのは、言うまでもありませんが。
(KARL南澤)


- Powered by PHP工房 -